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2017.12.14

【初級編4】手筋編7 歩の手品攻め

問題 と金のうまい作り方


答えは

  ↓

4三歩のたたき

同銀と取りますが

5三歩成となっては大成功です。

「銀は歩でたたけ」というのがあります。
通常、相手も良い位置に銀を
置いているので、一発、歩でたたくと
位置がずれて弱くなるケースが多いという
わけです。他の駒でも同様なのですが、
中でも特に銀はその傾向が強いのです。

さて、今の筋がどんなふうに実戦形の
局面で使えるのか練習してみましょう。

問題 と金作りを狙う手は?


答えは

  ↓


5五歩、同歩、5四歩

まず5筋を突き捨てて

歩をたらすのが良い筋なのです。
後手は自分の歩の裏にたらされたため、
歩を打って受けることが出来ません。


4二銀と受けるしかありませんが
問題 ここでどう攻めますか?


答えは

  ↓



4四歩、同歩、4三歩

まずは4四歩と突き捨て

そして4三歩がド厳しい。

この局面をよくみてください。
この歩を同銀ととれば5三歩成。
同金と取れば、2三飛車成があります。
見事な決まり図です。
この4三歩は相手の駒がいくつも
利いている場所に打つので
「焦点の歩」(しょうてんのふ)と
呼ばれます。たたきの歩でもあり、
焦点の歩でもあるわけです。
しかも、「銀は歩でたたけ」
「金はななめに誘え」の両方に
あてはまっています。



では次の問題。
ここでどうしますか?


答えは

  ↓



1四歩、同香、2四歩

まず1四歩で取らせる

そして2四歩と合わせる。
1四歩はたたきの歩、そして
この2四歩は合わせの歩。この合わせ歩で
十字飛車の攻めを狙っています。
後手は同歩と取るしかありませんが
同飛とすると…

これでなんと、1四飛車の香取りを
後手は受けることが出来ません。
先手、大成功となりました。

歩を3枚くらい手に持ったら、色んな
不思議な攻めが出来るのです。



では次の問題 ここでどうしますか?
ヒント、7筋の歩を手に持っている


答えは

  ↓



7二歩(たれ歩)

次に歩を成る手を狙っています。
それを受けるには飛車で取るしか
ありませんが、
8四歩で飛車先突破ができます。

同歩、同飛車とすすみますが、
後手は8二歩と受けて

ここで8三歩と合わせ歩を打ったら
飛車を成り込めて大優勢となります。



では次の問題
ここでどう指しますか?
先ほどの7二歩は、後手の銀が守っていて
効果がうすいので別な手を


答えは

  ↓



9五歩、同歩、9二歩

9筋を突き捨てて

9二歩とたたくのが急所
角を持っているので9一角打を
狙っているのです。


同香ととるのが普通ですが

これには9一角

以下、7二飛車と逃げますが
8四歩、同歩、同飛車で大成功

8二歩と受けても、同角成です。

もどって9二歩を同飛車と取っていたら
8四歩、同歩、同飛車と進んで
後手は8二歩

問題 ここでどう指しますか?



答えは

  ↓



一つ目の答えは7二角

これで次の桂取りから、
成角(馬)が暴れまくって大優勢。

もう一つの答えは8三歩

これで普通に同歩、同飛車成、8二歩と
進めば7二龍ともぐりこんで大優勢。
普通はそうなるでしょう。

ただ、相手が強い人になってくると
7一銀とかふんばってくるので面倒くさい

後手の7一銀は良いふんばりです。
この局面、先手がかなり有利ですが、
この先はややこしくなるので
詳しいことは省略。

一応、例としては6一角と打つ手、
角を8三に利かして同角成を用意
しつつ、終盤では4三角成と切って
美濃囲いを攻める手も狙う。

あるいは6一角では他にも、
8二歩成、同銀、7二角とか
8二歩成に同飛なら、同飛車成、同銀
8八飛車(自陣飛車の手筋)

こうやって自陣へ飛車を打っておいて、
相手からの大駒の打ち込みを消しておき
それからゆっくり確実に攻める指し方

以下、8三歩に7二角

こんな指し方でじっくりリードを
広げていければ良いですね。
自陣飛車は上級手筋でした。
こういう手を有効に使えるように
なったら初段以上です。